離婚の原因はいろいろありますが、離婚原因によって、離婚のありかたと準備に違いがあります。
大きな違いといえば、慰謝料です。
浮気または不倫が原因で離婚をする場合、浮気をしたパートナーと浮気相手に損害賠償を請求することができます。
慰謝料をどのくらいの金額請求するかは、婚姻期間の長さ、パートナーと浮気相手の関係の長さなどで金額は変化します。
また、悪意の遺棄、精神・肉体に対する暴力などでも慰謝料を請求することができますが、これらの原因でも程度によって請求する慰謝料の金額は違ってきます。
離婚理由が、「なんとなく会話がなくなった」「一緒にいる必要がない」といった性格の不一致の場合は、慰謝料の請求はできません。
お子さんがいる夫婦も離婚のありかたも準備も違います。
特に独り立ちをしていない養育が必要なお子さんがいる夫婦が離婚する場合は、離婚は一大事となるでしょう。夫と妻どちらが子供の親権と監護権を持つかで生活のあり方も大きく変わってくると思います。
そもそも夫婦のどちらがお子さんの親権をもつか決めなければ、離婚は成立しません。
子供の親権は、母親のほうが有利ですが、父親が子供の親権と取れないわけではありません。親権については争点になりやすいのが現状です。
夫婦どちらが子供の親権を持つかは裁判で決めることもあり、離婚の手続きもお子さんがいない夫婦とは違う手続きが必要になります。
離婚の手続きは離婚の原因によって異なる部分も多く、誰もが同じ手続き、というわけではありません。
自分にとって最も適した離婚の方法と手続きについて知る必要があるでしょう。
それを知るためには、自分ひとりで解決できる問題と解決が難しい問題がありますので、問題を解決するための方法についても考える必要があります。
離婚で悩む渦中の方に、このサイト「離婚の準備Web」がお役にたてれば幸いです。